Form Cureは、3Dプリントしたパーツを、その特性を最適に発揮できるように硬化させるのに必要な光と熱を提供します。正しく使用すれば、美しいプリントを製作しやすくなります。安全な作業環境を維持し、機械を長持ちさせるためには、一般的な業務用機器と同じように、Formlabsのプリンター、素材や付属品もすべて、慎重にお取り扱いください。
監督
Formlabs製品は優れた教育ツールでもあります。若く経験の少ないユーザーでも安全に作業ができるように、適切に指導・監督するようにしてください。
無断改造不可
Form Cureは、特定の用途にのみ使用されることを前提に製造されています。明示的な事前承諾なしに無断で改造すると、Formlabsの保証の対象外となります。また、それだけではなく、装置の故障や人的被害の原因となる恐れもあります。
装置の底のパネルは取り外さないでください。
高熱表面
Form Cureには、パーツが硬化後に高い強度を保てるよう、100Wのヒーターが含まれています。Form Cure のヒーターやファンは、チェンバー内を加熱し過ぎないように調整することができます。しかし、ヒーターはチェンバーの外に熱が漏れないように断熱されているため、Form Cureの表面やチェンバー内に置かれたプリント後のパーツは、Form Cureを使用中だけでなく、使用後もしばらくの間、熱くなっている可能性があります。
表面に触れないでください。熱くなっている恐れがあります。
Form Cureからパーツを取り出す時の注意として、チェンバー内の金属製のターンテーブルが、パーツを硬化している間だけでなく、硬化サイクルが終了した後もしばらくの間、熱くなっていることを忘れないでください。ターンテーブルを触ったり、拭き洗いしたりするのは、十分に冷めていることを確認してからにしてください。
Form Cureは一般的な暖房器具と同様に、可燃性の素材が使われている壁やカーテンなどに長い間接触していると、火事を引き起こす原因になる恐れがあります。Form Cureを必ず、こうしたものの近くに置かないようにしてください。
ターンテーブルの周辺を常に清潔な状態で保ってください。この上で二次硬化させるパーツは、完全に乾燥しているパーツだけに限られます。パーツが乾き切っていないと、余分な液状の樹脂まで硬化され、その破片がターンテーブルの周辺に蓄積されると、故障の原因になる可能性があります。
光と熱
Form Cureでは、3Dプリントしたパーツを熱し、405nmの光を照射しながら硬化させます。そのカバーは開閉操作と連動する仕組みになっており、開くと、自動的にパーツに照射している熱と光が一時停止します。従って、Form Cureが稼働している間は、カバーを開かないようにしてください。
樹脂
より詳細な情報は、formlabs.com/sdsに掲載している安全データシートをご参照ください。.
Formlabsが発行している各素材の取扱い説明書に記載している内容に従ってください。液状樹脂を取り扱う時は、必ず手袋を着用してください。樹脂が皮膚に付いた時は、石鹸と水を使って洗い流すようにしてください。液体、固体を問わず、樹脂を絶対に飲み込まないでください。
無線干渉
本装置は試験の結果、 FCC規則 Part 15、CFR Title 47に規定されたクラスBデジタル・デバイスの制限に準拠することが証明されています。これらの制限は、商業的な環境下での稼働時における有害な干渉を防止するために設けられています。本装置は、取扱説明書に記述されている方法に従って設置、使用しない場合、無線周波エネルギーを発生、使用および/または照射し、無線通信に有害な電波障害をきたす恐れがあります。本装置を居住地域で使用すると、有害な電波障害の原因になる可能性が高く、そのような状況が生じた場合、使用者はその障害を自費で是正することが求められます。
追加の警告
Form Cureは電気部品を使用している業務用装置です。同様の種類の装置と同じように取り扱う必要があります。
- 電源コードまたは差込口に不具合がある時は、Form Cureを使用しないでください。
- Form Washを清掃する時は、その前に電源コードを抜いてください。
- メンテナンスが行き届いた装置のみを使用してください。
- Form Washは視界を妨げるものがない平面に設置してご使用ください。